コーヒー豆の新鮮さを保ちたい|焙煎士が教えるキャニスター選び

コーヒー豆の新鮮さを保ちたい|焙煎士が教えるキャニスター選び

あなたはコーヒー豆をどのように保管していますか?

「袋から使う分だけ使って残りは輪ゴムで封をしている。」

「キャニスターに入れて飾ってます!

そういえば直射日光の当たらない冷暗所に保管してくださいと書いてあったような…」

今回は、コーヒー豆の保管方法を紹介しています。

この記事ではこんなことを書いています!

・適した保管方法とは

・劣化したコーヒーはどんなものか

・おすすめのキャニスターは何か

【記事を書いた人】

・ラクマやBaseでコーヒー豆販売 2年

・焙煎士歴 2年

・コーヒーブログを執筆中!

新鮮なコーヒーとは?

コーヒー豆はコーヒーノキから採れる果実の種。赤や黄色のコーヒーチェリーと呼ばれる果実の種です。

コーヒー豆は生鮮食料品の一つ。新鮮さは重要なポイントになります。

コーヒーをドリップしてみて膨らみ具合を見ると新鮮さを確認できます。

コーヒー豆を焙煎した直後はコーヒー豆の中に、二酸化炭素のガスが溜まります。

そしてこの二酸化炭素のガスは、時間が経てば経つほど空気中に逃げていきます。

お湯をかけて蒸らすとコーヒー粉が膨らみますが、これは二酸化炭素が出ていく過程で膨らむものです。

つまり新鮮なコーヒー豆は二酸化炭素が多く含まれているため、たくさん膨らむのです。

コーヒー豆はどのように劣化していくか?

コーヒー豆の劣化は腐るのとも違います。

コーヒー豆は高温で焙煎するうえに、コーヒー豆自体が細菌が繁殖しづらい弱酸性なので、腐ることはほとんどありません。

では、何が劣化するのか?

コーヒー豆には実は油分が多く含まれています

この油分は時間が経つとともに、空気中の酸素と結びつき「酸化」を起こします。

油分の酸化。これがコーヒー豆の劣化です。

コーヒー豆の酸化はどうしても避けられませんが、保管方法によっては酸化のスピードを抑えることができます。

酸化の原因は?

コーヒーの味が変わってしまう原因は「酸素」「温度」「湿気」「光」です。

温度が高ければ高いほど反応スピードが早くなります。

湿気や水分も、構成要素に酸素を含んでいるため、酸化が進みやすくなります。

また光が当たることによっても、温度が上がり酸化が進みやすくなります。

劣化したコーヒーの味わいは?

①香りが消えていく。
②酸っぱい香りや味が強調される。

①の香りは、二酸化炭素とともに外に出ていくため、時間経過により、どんどん減っていきます。

②の酸味については、酸化によるものです。

コーヒー豆が持つ本来の酸味は、柑橘系の果物を感じさせたり、ジューシーさ、リンゴのような酸っぱいけど甘い感じなど、心地よいものです。

しかし、酸化による酸味は、角が立っているような刺激があり、後味も舌に残り、嫌な感じになります。

酸化を防ぐための保管方法

上記のことを踏まえると、容器にやジップロックなどに入れてなるべく酸素に触れないようにし、暗いところで、温度も低いところで保管することになります。

2週間程度で使い切るようなら冷暗所、1ヶ月程なら冷蔵庫に容器で保存するのがオススメです。

それ以上の場合は小分けに冷凍し、冷凍したまま挽きましょう。

冷蔵、冷凍するときは結露に注意しましょう!

おすすめキャニスター

このように側面がガラスのように透明でないものは直射日光を受けづらく光での劣化を防ぎます。

色々な色もあり、豆の種類を複数買ったときに、区別できますね。

ガラスのキャニスターも光には弱いですが、そこさえ気をつければ、オシャレに飾ることができます。

豆の状態を自分の目で確認したいときもおすすめです。

ハリオは色々なコーヒー器具を扱っているメーカーなので安心感もあります!

最後は少しお高めのキャニスターです。

なんとボタンを押すことで真空状態にできます!!

これは酸化を防ぐのに効果大!

セットで買えるのもいいですね。

おわりに、新鮮なコーヒー豆は、ぜひ自家焙煎の専門店で買いましょう!

ネットでは注文してから焙煎してくれる小さなロースターもたくさんいます!

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