【毎日コーヒー】 毎日のコーヒーを美味しくする方法や知識、体への影響などをコーヒー焙煎士が教えます。
あなたは、コーヒーの香りを嗅いでリラックスした気分になったり、目が覚めたりしたことはありませんか?
「挽きたては香りが良いって聞いたことがある」
「コーヒーの香りにつられてカフェに入った」
香りもコーヒーにとっては重要な要素です。
今回はコーヒーの”香り”に焦点を当ててみたいと思います。
この記事ではこんなことを書いています!
・コーヒーの香りに含まれるリラックス効果
・コーヒーの香りを楽しめる3つのタイミング
・コーヒーの香りの種類は800種類以上!?
【記事を書いた人】
・ラクマやBaseでコーヒー豆販売 2年
・焙煎士歴 2年
・コーヒーブログを執筆中!
全日本コーヒー協会によると、実験の結果、コーヒーの香りにはリラックス効果と集中力が上がる効果があることが科学的にわかっています。
実験では、被験者の頭の「α波」を調べました。
α波はリラックスしているときに後頭部で多く出現するとのこと。
6種類のコーヒーを同じ条件で抽出し、被験者に香りを嗅がせました。
すると、グァテマラとブルーマウンテンでα波が多く出ていることが分かったそうです。
次の実験では、「P300」という脳波を調べました。
物事を見極めたり聞き分けたりするときに脳は活発に活動するが、そのときに出現する脳波がP300であるとのこと。
ラジルサントスやマンデリン、ハワイ・コナにおいて、P300が早く出たことが分かったそうです。
このように種類によって効果が違いますが、リラックス効果が得られるものと、集中力を高める効果があるものが、コーヒーにはあることがわかっています。
種類によって違うのは不思議ですが、香りを嗅ぐことで何かしら影響を与えているのですね。
コーヒーの香りにつられてカフェに入る理由がわかるような気がします。
コーヒーの香りを感じるタイミングは3つあります。
それは挽いた直後の粉の香り(フレグランス)、液体の香り(アロマ)、コーヒーを口に含んだ時の香り(フレーバー)です。
同じコーヒー豆でも、フレグランス・アロマ・フレーバーで全く違った香りを見せることもあります。
フレグランスでは発酵臭が凄かったのにフレーバーは甘いなど。
できればコーヒーを飲むときは全ての香りを楽しんでみましょう!
コーヒーが豆の状態でいるとき、豆の中にはとても小さな穴が何個も空いています。
この穴に二酸化炭素や香りが詰まっています。
豆を砕いて挽いたときにこの香り成分が放出されていくのです。
これがフレグランスです!
コーヒーを淹れて、カップから漂う香り。
熱いお湯をかけたために、水蒸気に混ざって香りがフワッと立ち上るのです。
よく想像する香りはこのアロマです!
コーヒーを口に含むと、口から鼻を通ってスッと抜ける香りがあります。
このフレーバーはよく味わいとして「〇〇のような」と例えられる部分でもあります。
ぜひコーヒーを買ったときに説明文を読んでみて、〇〇のような香りが本当に感じられるか試してみてください。
もちろん人によって感じ方は違うので、自分はこう感じると思ったらそれが正解です。
コーヒーの香りを決める成分は800種類以上と言われています。
800の微量な成分が混ざり合って香りを形成しているのです。
とっても複雑な組み合わせになるでしょうし、これだけあれば豆の種類によって香りが違うのも、効果が違うのもうなずけますね。
コーヒーは焙煎の過程によってメイラード反応やカラメル化反応などといった化学反応も起こります。
これが香りを生み出す効果にもなっているのです。
同じ豆でも焙煎度によって香りが違ったりするのも、このせいですね。
この記事を見てコーヒーの香りが脳によぎりましたか?(笑)
コーヒーを評価するカッピング(テイスティング)でも「香り」は重要な評価項目となっています。
ぜひ、プロになったつもりで、フレグランス・アロマ・フレーバーを感じ取ってみましょう!
疲れたときにコーヒーの香りを嗅いでみるのも良いでしょう!
コーヒーの楽しみ方が1つ、あなたの中で増えてくれたら幸いです。
では、また次の記事で会いましょう!
コーヒー豆やコーヒーグッズのオススメサイト
世界中のコーヒー愛好家に選ばれているV60ドリッパーなど、コーヒー用品を多数販売しています。キャンプなどのアウトドアでカッコよくコーヒーを飲むための「Zebrang」シリーズも注目!! コーヒー以外にも調理用具やティー用品もあります。
コーヒーのサブスクサービスの代表格。 コーヒー好きだけど好みがわからない人。色んなコーヒーを飲んでみたい人。コーヒー診断をしてあなた好みのコーヒーを見つけてみませんか? 取り扱いコーヒーは累計150種類以上!
筆者が焙煎・販売するスペシャルティコーヒーのオンラインショップ。チェーン店量販店等であまり取り扱いのない、アジアの豆を中心に販売しています。アジアの甘みの深いコーヒー豆を試してみては?