あなたはコーヒーを飲むとき、どんな効果があると思って飲んでいますか?
ポジティブな効果として、
「コーヒーを飲むと目が覚める。スッキリする。」
「ダイエット効果がある。」
とよく言われますよね。
反対にネガティブな効果として、
「カフェインを取りすぎて中毒になる。」
「気持ち悪くなる。」
なんてことも言われます。
ちまたではコーヒーの健康にまつわる話がたくさん!
コーヒーは健康にどんな影響があるのでしょうか?
また、コーヒーには具体的にどのような成分が含まれているのでしょうか?
今回はコーヒーの健康にまつわる話を取り上げてみます。
※コーヒーの健康にまつわる効果については個人差があり、確実に効果があるというものではありません。あくまで効果がある可能性があるという前提でお読みください。

コーヒーの成分と効果
コーヒーの成分は全日本コーヒー協会のページを見ると具体的なものがわかります。
焙煎後のコーヒー豆で、特にコーヒーに特有な成分は、
①ポリフェノール(クロロゲン酸)
②カフェイン
③トリゴネリン
です。
これを1つずつ見ていきましょう!
ポリフェノール(クロロゲン酸)
ポリフェノールは植物が光合成によって生成する「抗酸化物質」。
ほとんど全ての植物に含まれています。
ポリフェノールには、わかっているだけでも8,000以上の種類があります。
カテキンや、イソフラボン、アントシアニンなどもポリフェノールの1つです。
「抗酸化作用」は脂質を酸化させる「活性酸素」を取り除いてくれます。
「活性酸素」は、免疫機能の低下や老化、動脈硬化の原因となったり、がんなどの疾患を招いたりする可能性があることも報告されています。また、シミやシワの原因となることも!
そのような物質を取り除いてくれるため、ポリフェノールが含まれているコーヒーは健康と美容に良いと言えます。
また、脂肪の蓄積を抑える働きも注目されています。
つまりダイエット効果にも繋がりますし、中性脂肪が肝臓に溜まることによる脂肪肝の予防にもなります。
更にポリフェノールには糖新生(乳酸や糖原性アミノ酸を原料として動物が体内で糖を合成すること)を抑える効果もあります。
血糖値の急激な上昇を抑え、糖尿病を予防する効果もあります。
ただし、メリットだけではありません。
クロロゲン酸は胃の粘膜を刺激し、胃液の分泌を促進させる作用があるといわれています。
そのため個人差はありますが、空腹時にコーヒーを摂取すると胃が荒れたり、もたれたりする可能性があります。
ポリフェノールのまとめ
【メリット】
・免疫機能の低下や老化、動脈硬化の予防
・シミ、シワの予防
・ダイエット効果、脂肪肝の予防
・糖尿病の予防
【デメリット】
・胃が荒れる、もたれる
カフェイン
カフェインについてはコチラの記事でも紹介しています。
カフェインは、神経を鎮静させる作用を持つアデノシンという物質と化学構造が似ています。
脳の覚醒作用をストップさせ神経を落ち着かせるはたらきがあるアデノシンは、脳内で働くと眠気を感じるようになります。
カフェインはアデノシンが本来結合する場所(アデノシン受容体)にとりついて、アデノシンの働きを阻害することにより神経を興奮させるのです。
カフェインのまとめ
【メリット】
・自律神経の働きを高める
・集中力を高める
・体内の老廃物を排出する
・鎮痛作用
・疲労回復効果
【デメリット】
・中枢神経系が過剰に刺激されるとめまい、心拍数の増加、興奮、不安、震え、不眠が起こります。
・消化器管の刺激により下痢や吐き気、嘔吐が起こることも。
トリゴネリン
トリゴネリンは血管内皮細胞での一酸化炭素の産生を促す成分です。
血管内で発生する一酸化窒素は、血管を柔らかくしてして拡張することが分かっています。
血管は加齢によって硬くなり、血圧が高くなる大きな原因の1つとして考えられています。
よって、トリゴネンには高血圧が原因の脳卒中や心筋梗塞を防ぐ効果があると言われています。
また、神経細胞を活性化させて認知症や脳の老化に効果的であるとも言われています。
ただし、トリゴネンは熱に弱いため、コーヒー豆を焙煎すると少なくなってしまいます。
トリゴネンのまとめ
【メリット】
・脳卒中や心筋梗塞の予防
・認知症や脳の老化に効果的
【デメリット】
・成分自体が熱に弱い
まとめ
どうでしょう?
コーヒーには様々な良い効果があると同時に、過剰摂取してしまうとダメな効果もあることがわかりましたね!
健康になるためには、何でも適量が一番です。
これからもコーヒー好きな人は、ほどよく楽しみましょう!
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