【毎日コーヒー】 毎日のコーヒーを美味しくする方法や知識、体への影響などをコーヒー焙煎士が教えます。
こんにちは!
焙煎士の岩田です。
この記事を見てくださっているアナタは、ハンドドリップをしていますか?
これからハンドドリップをしたいという人は、どのようなドリッパーを選ぶ予定でしょうか?
「ドリッパーを買いたいけど、どれがいいの?」
「新しいドリッパーで美味しいコーヒーが淹れられるか不安!」
こんなふうに感じているのではないでしょうか?
自分の好みのコーヒーを淹れるためのドリッパー選びを間違えないたった1つのポイント。
それは形状です。
形状によって抽出速度が違うので、それを理解して選びましょう!
この記事ではこんなことを書いています!
・ドリッパーの穴やリブの違いにより抽出速度が変わること
・抽出速度によって味わいがどのように変わるか
【記事を書いた人】
・ラクマやBaseでコーヒー豆販売 2年
・焙煎士歴 2年
・コーヒーブログを執筆中!
ドリッパーの底のコーヒーの液体が落ちていく穴です。
1つ穴や3つ穴がメジャー。
穴の数が少ないほど抽出速度は遅く、多いほど抽出速度は早くなります。
ドリッパーの底の穴の大きさです。
穴が小さいほど抽出速度は遅く、大きいほど抽出速度は早くなります。
形が台形のドリッパーは、お湯が底の部分に溜まってから落ちるという動きをします。
円錐形の場合は、下に向かってストレートに落ちていきます。
そのため、台形のほうが抽出速度は遅く、円錐形のほうが抽出速度は早くなります。
ドリッパーにある凹凸をリブといいます。
リブの役割はドリッパーの側面とフィルターの間に空間を作ることで、お湯を通しやすくしています。
リブがない場合ドリッパーの側面とフィルターがベッタリとくっつき、その分お湯がゆっくりと通ることとなります。
抽出速度が遅いとコーヒーの粉にしっかりとお湯が触れ、コーヒーのエキスがたくさん出ます。
ドッシリとした質感のある、口当たりがしっとりとした味わいになることが多いです。
酸味よりも苦味がよく出ます。
抽出速度が早いと、お湯は必要以上に粉に触れないこととなり、スッキリした透明感のある、ゴクゴク飲めるような味わいになることが多いです。
苦味よりも酸味がよく出て、酸味の表情がよく分かります。
ドッシリ苦味寄り → 穴の数少、小さい、台形、リブなし
スッキリ酸味寄り → 穴の数多、大きい、円錐、リブあり
・3つ穴 → 抽出速度が早くなる
・小さい穴 → 抽出速度が遅くなる
・台形 → 抽出速度が遅くなる
台形でお湯が下に溜まりますが、3つ穴にすることで必要以上に溜まらないようにして、バランス良いコーヒーが抽出できるようにしています。
味わいはしっとりどっしりとしたコーヒー感、飲みごたえがあり、口当たりは柔らかいです。
・大きい穴 → 抽出速度が早くなる
・1つ穴 → 抽出速度が遅くなる
・円錐形 → 抽出速度が早くなる
1つですが、かなり穴が大きいので、抽出速度はかなり早いほうです。
味わいはクリアで軽くすっきりとした感じで、酸味の表情もわかりやすいです。
・1つ穴 → 抽出速度が遅くなる
穴の位置が底にあるわけではなく、少し高い位置にある。溜まった過抽出の部分を落ちないようにするためだと考えられます。
味わいは、意外にもサラッとした透明感のある味わいとなる。
一投で淹れる点や、穴が少し高い位置にある点が関係していると思われます。
・大きな穴 → 抽出速度が早くなる
通常この形状だと抽出速度が早くなり、さらっとした味わいになると思われがちですが、リブの形状が味わいを変えます。
リブが下部分にしかなく、上の部分はドリッパーとフィルターがくっつき、コーヒーの雑味を落とさないようにしています。
味わいは、ネルドリップのようなしっかりとコクのある味わいとなります。
酸味・スッキリ
↓
苦味・ドッシリ
ハリオ
メリタ
カリタ
コーノ式
ドリッパーは形状によって抽出速度が変わるため、味わいを大きく左右します。
素材による違いもありますが、そこは淹れ方を注意すれば良いので心配いりません。
自分の好みの味わいを考えてからドリッパーを選択しましょう!!
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