コーヒーは約99%が水!
コーヒーには下のようにTDS(濃度)を測る道具があります。
これを用いると濃度、
ドリップコーヒーの適正はSCAの基準によると、
TDS 1.15〜1.35%
ということです。
つまり、200mlの中に入っているコーヒー成分は2.3〜2.
意外と少ないことがわかりますね!
TDSが約1%なのですから、
ついでに
TDS値から求めた液体中のコーヒー豆(g)÷ドリップに使った
で、どれだけのコーヒー成分が抽出されたかがわかりますが、
SCAの適正は収率18〜22%となります。
水の性質はどのようなものが適しているか
「水」と一口でいっても硬水や軟水といった種類があります。
硬水や軟水の違い
水は、1リットルあたりのカルシウムイオンやマグネシウムイオンの含有量(硬度)によって、軟水と硬水に分けられます。
WHO(世界保健機関)が定める基準では硬度120mg以上が硬水、120mg未満が軟水です。
区分 | 硬度 |
---|---|
軟水 | 60mg/L 未満 |
中程度の硬水 | 60~120mg/L |
硬水 | 120~180mg/L |
非常な硬水 | 180mg/L 以上 |
その国の地質や地形によって性質が異なっていて、例えば地形で言うと、海まで傾斜が緩やかなヨーロッパでは硬水、海までの傾斜がきつい日本では軟水が多いです。
コーヒーに適した水は?
カルシウムイオンやマグネシウムイオンをミネラルと言いますが、コーヒーの成分はこのミネラル分と反応しやすい性質を持っています。
ミネラル分が多い硬水で淹れるとコーヒーの成分が反応し味わいが変化し、コーヒー本来の酸味が感じにくくなります。
反対に軟水は苦味が出にくくマイルドな印象になります。
このため、軟水~中程度の硬水が適していると言えるでしょう。
軟水が多い日本ではドリップコーヒーが流行り、ヨーロッパでは苦味を強調したエスプレッソが流行っているのも、このせいかもしれませんね。
いかがでしたでしょうか?
水が99%なんて意外でしたか?
コーヒーは本当に水が重要です。
良いコーヒー豆、良い水でしっかり抽出しましょう!
コーヒーの淹れ方はこちらの記事を参考に
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