ハンドドリップをしているあなた!
どうんな風にお湯を注いでいますか?
ハンドドリップではよく、
「お湯を落とすときは”の”の字を描くように落とす」
ということを聞きますね。
今回はなぜ「の」の字を描くと言われるのか考察していきましょう!

コーヒーの淹れ方について
コーヒーには透過法と浸漬法がありますが、ハンドドリップは透過法に該当します。
浸漬法はお湯や水にコーヒー粉を直接浸すものです。
浸漬法は浸しているため、コーヒーの粉にまんべんなくお湯が当たることになりますが、透過法はお湯を当てる部分によって、よく当たる部分とあまり当たっていない部分ができることになります。
未抽出と過抽出
コーヒーは抽出が足りなかったり、抽出しすぎると味わいに影響が出ます。
コーヒーを抽出するときに最初のほうに落ちてくる液体と最後のほうに落ちてくる液体を分けて飲んでみてください。
最初のほうに落ちてくる液体は未抽出をするとどういう味わいになるかわかる部分。
最後のほうに落ちてくる液体は過抽出をするとどういう味わいになるかわかる部分になります。
未抽出の部分を飲んでみると舌の先に酸っぱさを感じたり、舌の両側に渋みを感じます。
過抽出の部分を飲んでみると上顎に苦味を感じエグイ感じがします。
「の」の字を描く理由
上の説明を見てなんとなく分かった人もいるかと思いますが、「の」の字を描かないと
ドリッパーの中心の部分は過抽出に、端のほうは未抽出になりやすいです。
そうなると渋みとエグみが強調された味わいになったり、
1杯のバランスとしてどちらかに偏ってしまったり、、、
ということが起きてきます。
対して、上手に「の」の字を描くと、まんべんなくお湯がコーヒー粉に当たってバランスのとれた1杯となるのです。
※今回の話はV60ドリッパーを想定しています。ドリッパーによっては1点に注ぐと良い構造になっていたり、点滴法でぽたぽた落とすことが推奨されているものもあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
「の」の字を描かなければならない理由がわかったでしょうか?
試していない人は、ぜひコーヒーを抽出するときに最初のほうに落ちてくる液体と最後のほうに落ちてくる液体を分けて飲んでみてください。
・ハンドドリップは透過法。透過法はお湯の注ぎ方によって味わいが変わる。
・ドリッパーの中心の部分は過抽出に、端のほうは未抽出になりやすい。
・過抽出は渋み、未抽出はエグみとなる。
→「の」の字を描いて、コーヒー粉にお湯をまんべんなく当てると味のバランスが良くなる。
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