【毎日コーヒー】 毎日のコーヒーを美味しくする方法や知識、体への影響などをコーヒー焙煎士が教えます。
「 ― 落ち着きのある大人なくつろぎの時間に 」
そんな余裕のある時間を、コーヒーとともに体験してみませんか?
コンメオコーヒー代表のイワタです。
今回は、コンメオコーヒーのレギュラーメニューであるベトナムの豆について紹介します。
ベトナムのコーヒーは、読書をしながらでも、PCをいじりながらでも、ただボーっとしながらでも、時間に余裕をもって、ゆっくりと味わって温まっていただきたいと思い販売しています。
あなたも、私たちと一緒にゆっくりとコーヒーを楽しみましょう!
【記事を書いた人】
・ラクマやBaseでコーヒー豆販売 2年
・焙煎士歴 2年
・コーヒーブログを執筆中!
この記事ではこんなことを書いています!
・コンメオコーヒーで扱っているベトナムのコーヒー豆の紹介
・コンメオコーヒーの紹介
とにもかくにも、どんな味なのか知りたいニャ!
そうですよね。まずは知りたいのはどんな味か!
豆本来の味もありますが、焙煎度などによっても変わってくるので、少し細かい視点で見ていきましょう!
“大人な”とありますが、単純に苦い訳ではありません。
もちろん子どもも飲めます(笑)
まずはコーヒーの味がどんなフレーバーかです。
コーヒーにはフレーバーホイールという、フレーバーを可視化するものがあります。
米国のスペシャルティコーヒー協会によって発表されているものです。
参照:SCAA(http://www.scaa.org/?d=scaa-flavor-wheel&page=resources)
コーヒーには無限の味わいがあって人の感覚によっても違いが出ます。
ただ、フレーバーホイールのような指標があると、ある程度どんな味か伝えることができます。
もちろんここにないような表現があっても間違いではありません。
さて、コンメオコーヒーで販売しているベトナムの豆のフレーバーについて紹介していきます。
クルミやビターチョコのような舌触りとほろ苦さ。口の中に広がる甘みと心地よいまろやかな酸味が特徴です。
フレーバーホイールで見ると、「Nutty」に当たる部分と、「COCOA」に当たる部分の味わいになります。
また、品種的にも「甘み(糖類の甘さとは違い、お茶の甘みと似たようなもの)」が強いのが、この豆の特徴です。
コーヒーの味わいや甘みが口の中に長く残るため、ゆっくりと味わうことできます。
焙煎度によって豆の印象は変わります。
基本的に、浅煎りのほうが酸味、深煎りのほうが苦味が強くなります。
取り扱っているベトナムの豆は焙煎度によって下のように味わいが変わっていきます。
【浅煎り】
ジューシー。トロピカルフルーツのような後味。心地よい酸味。
【中煎り】
フルーティな香り。酸味と甘みのバランスが良い。
【深煎り】
甘みが厚くなっていき、苦味・甘み・ボディのバランスが良い。
また、一般的に深煎りになっていけばなっていくほど、メイラード反応やカラメル化が進みます。
【メイラード反応】
糖(ショ糖)とタンパク質(アミノ酸)が化学反応を起こしてメラノイジンができる現象。
反応が起こるほど、香ばしい香りや甘みが強くなりますが、反応が起こりすぎるとコーヒー豆本来の個性が失われていきます。
【カラメル化】
糖が反応していき、ほろ苦さが増していきます。
反応しすぎると焦げになってしまいます。
コンメオコーヒーのベトナムの豆は2ハゼと呼ばれる中煎りと深煎りの境目ぐらい(214℃前後)まで焙煎しています。
これによりわざと多めに反応の効果を得て、ほろ苦さや甘いを引き出しています。
かつ、豆の酸味も失われないよう深煎りにしすぎない中深煎りにしています。
コーヒーの製法は大きく分けて、ウォッシュドとナチュラルに分けられます。
【ウォッシュド】
コーヒーチェリーの外皮、果肉を機械で取り除き、残った種子を水の入った発酵槽に漬けてミューシレージを取り除く。
その後、種子を大量の水で洗浄し、乾燥棚に広げて乾燥させます。
パーチメントは、選別された後に出荷前に脱穀されます。
湿気の多い地域に多い精製方法です。
欠点豆が出るリスクが少なく、均一性がある質の高いコーヒー豆が生産できます。
クリーンな味わいが特徴。ボディは軽くなり、酸味が際立ちます。
【ナチュラル】
コーヒーチェリーをそのまま乾燥させ、脱穀によって生豆を取り出す古くからの精製方法。
ナチュラルは気候に影響を受けやすいため、乾燥がはっきりしている地域に多いです。
果肉の香りや甘みが生豆に染み込み、フルーティーな甘酸っぱさと香りが出ます。また、ボディが十分にあります。
うまくいかないと、後味がクリーンでなかったり、アルコールやビネガー感が出てしまうこともあります。
コンメオコーヒーのベトナムの豆は、クリーンで飲みやすいよう「ウォッシュド」のものを使っています。
ベトナムはコーヒー豆生産量が多いって聞いたニャ
そのとおりです!ベトナムはコーヒー豆生産量2位の国。
特に安価なロブスタ種の生産が多いです。
でも安価で美味しくないのでは?と思ったあなた!
実は今までは味よりも安価で大量に生産していたベトナムでしたが、高品質なアラビカ種を生産する農家が増えてきています。
ダラットはベトナム南部の中部高原に位置するラムドン省の都市。
海抜1500mの高地に位置し、気温も18~23℃とコーヒー豆、特にアラビカ種の生産に非常に適した地域になっています。
ベトナムの中でも最高級の品質を誇るコーヒー産地です。
コーヒーが美味しくなるための要素として、標高が高いこと、気温が涼しく、かつ1日の温度変化が激しいことが挙げられます。
取り扱っている豆が生産されている農園は約1,600m~1,700mのところに位置しており、気温も前述のとおり18~23℃と涼しいです。
このような環境がコーヒー豆を個性ある豊かな味に変えていくのです。
コーヒー豆というと赤道付近の産地が多いため、暑い国の暑い場所を想像してしまいがちですが、実はこのような
コンメオコーヒーは焙煎士が1人で運営しているコーヒー豆専門のオンラインショップです。
大量生産はできませんが、1つ1つのオーダーを小さな焙煎機で丁寧に焙煎しています。
仕入れ、注文の受付、焙煎、発送などを全て1人で行っているため、お客様からの個別の相談や要望についても柔軟に対応できます。
お客様に合った、まるでオーダーメイドのようなコーヒー専門店を目指しておりますので、SNS通してなど、ぜひ気軽にコンタクトを取っていただければと思います。
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